開店・開業祝い贈り方マナー
*人気&定番のお花
お花や観葉植物などインテリアとして飾っていただけるものがお喜びいただけます。
高級感があり気品と品格のある胡蝶蘭は、大事なお祝いの贈り物としてやはり根強い定番のお花です。また、胡蝶蘭は日持ちもよく花粉も飛び散らず香りも控えめで、飲食店や事務所にも飾りやすいといった点からも人気です。
お手頃なところで、「白」の3本立が無難で人気なように思えますが、最近は黄色のミディ胡蝶蘭の多本立やグリーン系の大輪胡蝶蘭といったちょっとオリジナリティの有る胡蝶蘭も人気でよくご注文をいただきます。ミディ胡蝶蘭は1輪あたりの大きさは小さいものの、多本寄植えにすると大輪胡蝶蘭に引けをとらない豪華さと華やかさがあります。黄色は勢があるイメージでもあり、開店や開業などの贈り物にはよくお買い求めいただきます。一方希少なグリーン系の大輪胡蝶蘭は際立った美しさに、非常に珍しい品種であるという点からも、ちょっと目立たせたい贈り物をとお考えの方に人気のようです。
贈り先様が大事なお取引先企業様なら、「大輪胡蝶蘭 5本立」といった豪華でボリュームのある胡蝶蘭の他、10本立、20本立といった、直径1mを超える大変豪華なものもよくご注文をいただきます。お色は“白”のお花が無難なようですが、「紅白」で縁起がよいとされる“リップ”もよくお選びいただきます。仕上がりは大変華やかで女性の社長様などには特に人気です。
せっかく贈ったけど、オフィスやビルに入らなかった!ということもたまにございます。胡蝶蘭も観葉植物も、贈られる施設の環境を考慮されて大きさをお決めになるとよろしいかと思います。贈り先様のお好みや環境をまず第一にご考慮されてお選びください。
[注意!]「赤」はNG!火事を連想させる「赤」はなるべく避けるようにしましょう。お花の色やラッピングにもご配慮を。
*ご予算相場
一般的な相場は20,000円から50,000円程度とされていますが、贈り先様とのご関係によっても異なります。
★関係別参考予算
お取引先|10,000~50,000円
お知り合い|5,000~10,000円
ご友人|10,000~30,000円
お身内|20,000~50,000円
*立札について
木札・紙札の場合、基本は「表書き/贈り主様名」とします。贈り主様のお名前を分かりやすく目立たせるために大きくシンプルに。
★表書き
「祝」「御祝」の他、
「祝 御開店」「開店御祝」・「祝 御開業」「開業御祝」
事務所や事業所のご開設には「祝 御開設」「開設御祝」
また、開店・開業後のお祝いには「祈御発展」などが多く使われます。
★贈り先様名
特定の方に贈られる場合、札の左右いずれかに記載します。※地域によって異なります。
「松尾芭蕉 様へ」「株式会社松尾商事 代表取締役 松尾芭蕉 様へ」
★贈り主様名
贈り先様名を入れない場合には表書きの下中央、札の左右いずれかに記載します。※地域によって異なります。
★立札記載例
「祝 御開業/新日本興行株式会社 代表取締役 東京太郎」
「御祝/松尾芭蕉 様/新日本興行株式会社 代表取締役 東京太郎」
「開店御祝/東京太郎」
*メッセージ文例
「御開業誠におめでとうございます。
これからの御社のご発展と、社員の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
新日本興行株式会社 代表取締役 東京太郎」
「太郎ちゃん 念願のレストランご開店、おめでとう!
新しいお店に幸多きことをお祈りいたします。 花子」
*お贈りする時期
開店・開業直前は何かと忙しいものです。開店・開業の1週間前から前日までに余裕をもって届くようにご手配を。
贈り先様にいつ頃届くかをお知らせしておくのも、お相手の準備がお出来になるので喜ばれますよ。
開店・開業後に贈られる場合には、表書きを「祈御発展」などとしてお贈りください。